用語集
全576件の神経科学用語を収録しています。
- 口呼吸 (くちこきゅう)
- 常に口が開いている呼吸様式。嚥下反射が不全になりやすく、耳管が適切に開放されないため、慢性的な耳の詰まりや中耳炎を繰り返す原因となる。 [神経系] 運動, 聴覚・前庭, 嚥下・発声, 臨床検査
- クラッキング (くらっきんぐ) Cracking
- 首を急激に鳴らす行為で、1B発火(腱紡錘)による一時的な弛緩を狙ったもの。しかし、前庭受容器のチップリンク(バネ構造)を損傷させ、前庭動眼反射のエラー(眼振や不安定感)を助長する悪循環を招く。第34回講義ノート「垂直系前庭神経路の臨床解剖」で詳しく解説。 [臨床神経学] 筋肉, 末梢神経, 感覚, 運動, 血管・循環, 眼・視覚, 聴覚・前庭, 情動・心理, 臨床検査
- ゲートコントロール (げーとこんとろーる)
- 太い神経線維(Aβ、1A、1B)に刺激が入ると、脊髄後角で細い神経(Aδ、C)の信号を遮断する末梢性の疼痛抑制機構。 [感覚系] 脊髄, 末梢神経, 痛み, 感覚
- ゲートコントロール理論 (げーとこんとろーるりろん) Gate Control Theory
- Melzack と Wall が1965年に提唱した痛みの制御理論。脊髄後角において、太い有髄線維の活動が痛覚伝達を抑制するという概念。 [神経生理学] 脊髄, 末梢神経, 痛み
- 痙性麻痺 (けいせいまひ)
- 筋緊張が亢進し、筋肉が硬くなった状態の麻痺。上位運動ニューロンの障害で見られ、腱反射の亢進を伴う。 [運動障害] 筋肉, 運動, 臨床検査
- ゲイン (ゲイン)
- 筋紡錘の非収縮部(中央のセンサー部)がどれだけ「たるんでいるか」の幅。ガンマ運動ニューロンによる調整が低下すると、ゲインが大きく(たるみが大きく)なり、感受性は低下する。逆に、ゲインが小さく(ピンと張る)なると、感受性は極めて高くなる。 【図解】第20回講義ノート 図1:α-γ連関のメカニズム 【図解】第20回講義ノート 図2:ゲインとセンシビリティの関係 [神経生理学] 筋肉, 運動
- 結合腕傍核 (けつごうわんぼうかく) Parabrachial nucleus
- 脳幹の橋(きょう)に位置する核群。進化的に小脳の出入り口(上小脳脚の傍)に位置し、現在では痛み情報を視床を介さず直接扁桃体へ送る「ショートカット路」として機能する。呼吸・循環・味覚・睡眠のコントロールセンターのすぐ隣に位置するため、これらの機能と痛みの情報が混線しやすい。コロナ後遺症による味覚障害が全身の痛みや情動低下を引き起こす一因とされる。 [解剖学] 脳, 痛み, 運動, 血管・循環, 情動・心理
- 眩暈 (げんうん)
- 自分または周囲が回転しているように感じる感覚。前庭系の障害により生じる真の眩暈と、ふらつきや不安定感などの偽性眩暈を区別することが臨床的に重要。眼振を伴う場合は前庭神経系の機能不全を強く示唆する。【関連記事】第31回講義ノート:前庭神経系の臨床生理学では、チップリンクの損傷が眩暈の原因となるメカニズムを解説している。 [症状] 感覚, 眼・視覚, 聴覚・前庭, 情動・心理
- 腱器官 (けんきかん)
- 腱に存在し、筋肉の張力を検出する感覚受容器。深部固有感覚の一部を担い、姿勢の把握に重要な役割を果たす。 [解剖学] 筋肉, 感覚, 運動
- 幻肢痛 (げんしつう) Phantom limb pain
- 切断などにより手足を失った後も、存在しないはずの部位に痛みや感覚を感じる現象。脳の第一次感覚野(体性感覚野)にある「脳内地図(ホムンクルス)」の混乱が原因。末梢からの入力が途絶えると、脳はその空白を埋めようとして地図を書き換え、隣接する身体部位の感覚が侵入することで痛みが生じる。ミラーセラピーが有効な治療法として知られる。 [病態生理学] 痛み, 感覚, 治療・リハビリ
- 高閾値侵害受容器 (こういきちしんがいじゅようき) High-threshold nociceptor
- 組織損傷を起こしうる強度の刺激(高閾値)に対してのみ反応する侵害受容器。Aδ線維が代表的で、53℃以上の高熱や5℃以下の極寒など、組織破壊の危険がある刺激で発火する。通常の感覚刺激では反応しない。 [感覚系] 末梢神経, 痛み, 感覚
- 口蓋帆張筋 (こうがいはんちょうきん)
- 耳管の開放を司る筋肉。三叉神経下顎神経(V3)の内側翼突筋神経により支配され、嚥下時に収縮して耳管を開き、中耳腔の気圧を調整する。 【図解】第1回講義ノート 図2:耳管開放と口蓋帆張筋の神経経路 【図解】第29回講義ノート 図2:耳管開放と口蓋帆張筋の神経経路 [解剖学] 筋肉, 末梢神経, 聴覚・前庭, 嚥下・発声
- 口蓋帆張筋 (こうがいはんちょうきん)
- 三叉神経(CN V)支配の筋。嚥下時に耳管を開放し、中耳の気圧を調整する。機能不全により耳管開放不全や閉塞感が生じる。 【図解】第1回講義ノート 図2:耳管開放と口蓋帆張筋の神経経路 【図解】第29回講義ノート 図2:耳管開放と口蓋帆張筋の神経経路 [神経系] 筋肉, 末梢神経, 聴覚・前庭, 嚥下・発声
- 口蓋帆張筋 (こうがいはんちょうきん)
- 軟口蓋の筋肉の一つで、三叉神経の運動枝である下顎神経(V3)の翼突筋神経によって支配される。嚥下や欠伸の際に収縮し、耳管を開放して中耳腔の圧力を調整する。この筋肉の機能不全は、耳管開放症や耳管狭窄症を引き起こす。英語名はtensor veli palatini。 【図解】第1回講義ノート 図2:耳管開放と口蓋帆張筋の神経経路 【図解】第29回講義ノート 図2:耳管開放と口蓋帆張筋の神経経路 [解剖学] 筋肉, 末梢神経, 運動, 聴覚・前庭, 嚥下・発声
- 口蓋帆張筋 (こうがいはんちょうきん)
- 三叉神経が支配する筋肉で、嚥下時に収縮して耳管を開放し、中耳の内圧調整を行う。副交感神経性の耳神経節に近接しており、風邪などで機能不全を起こしやすい。 【図解】第1回講義ノート 図2:耳管開放と口蓋帆張筋の神経経路 【図解】第29回講義ノート 図2:耳管開放と口蓋帆張筋の神経経路 [神経解剖学] 筋肉, 末梢神経, 自律神経, 聴覚・前庭, 嚥下・発声
- 後角 (こうかく)
- 「後角」の詳細な定義は準備中です。 【図解】第7回講義ノート 図1:下降性疼痛抑制系の構造 【図解】第19回講義ノート 図1:脊髄における情報統合と前処理 【図解】第21回講義ノート 図1:下降性調整経路の全体像 脊髄, 痛み
- 後下小脳動脈 (こうかしょうのうどうみゃく)
- 椎骨動脈から分岐し、延髄外側と小脳下面を栄養する動脈。英語名はPosterior Inferior Cerebellar Arteryで、略称はPICA。この動脈の閉塞により、ワレンベルグ症候群(延髄外側症候群)が生じる。延髄外側には三叉神経脊髄路核、脊髄視床路、下小脳脚などの重要な神経構造が含まれる。 [解剖学] 脳, 脊髄, 末梢神経, 運動, 血管・循環
- 交互性感覚障害 (こうごせいかんかくしょうがい)
- 脳幹病変により、顔面と体幹で左右反対側に感覚障害が生じる現象。ワレンベルグ症候群の特徴的症状。 【図解】第29回講義ノート 図1:三叉神経脊髄路のコラム構造とオニオンスキン配置 [臨床神経学] 脳, 脊髄, 末梢神経, 感覚
- 後根神経節 (こうこんしんけいせつ)
- 「後根神経節」の詳細な定義は準備中です。 自律神経
- 向性 (こうせい) Tropism / Trophic
- 特定の方向・対象へ向かう性質。神経科学では「神経栄養因子への向性(neurotropism)」として用いられ、神経線維が特定の標的(筋肉・感覚受容器など)へ成長・投射する性質を指す。 [神経生理学] 筋肉, 感覚
- 後半規管 (こうはんきかん) Posterior Canal
- 前庭受容器の一つで、頭部が斜め後方へ回転した際に作動し、転倒防止において最も重要な「地面の視覚情報」を守る役割を担う半規管。前庭神経核の内側核を通り、同側の下直筋および反対側の上斜筋を収縮させる。第34回講義ノート「垂直系前庭神経路の臨床解剖」で詳しく解説。 [感覚系] 筋肉, 感覚, 眼・視覚, 聴覚・前庭
- 硬膜 (こうまく)
- 脳と脊髄を覆う最も外側の髄膜。三叉神経の硬膜枝が分布し、緊張や捻れを痛み信号として伝える。 【図解】第28回講義ノート 図1:三叉神経の硬膜枝と脳脊髄液(CSF)の力学 [神経解剖学] 脊髄, 末梢神経, 痛み
- 硬膜枝 (こうまくし)
- 三叉神経の第2枝(上顎神経)および第3枝(下顎神経)から分岐し、脳硬膜に分布する感覚神経線維。 【図解】第28回講義ノート 図1:三叉神経の硬膜枝と脳脊髄液(CSF)の力学 [神経解剖学] 脊髄, 末梢神経, 感覚
- 絞扼障害 (こうやくしょうがい) Entrapment Neuropathy
- 末梢神経が解剖学的に狭い部位で圧迫されることによって生じる神経障害。手根管症候群(正中神経)、肘部管症候群(尺骨神経)、胸郭出口症候群(腕神経叢)などが代表的である。腕神経叢という解剖学的な「地図」を理解することで、患者の症状から障害部位を逆算して特定できる。 [臨床神経学] 末梢神経
- 膠様質 (こうようしつ) Substantia gelatinosa
- 脊髄後角の第2層に位置する部位。C線維(鈍い痛み・温度感覚)が集中的に入力される。抑制性介在ニューロンが豊富で、痛みのゲートコントロールの主要な場となる。ゼラチン状の外観からこの名がついた。 [神経解剖学] 脊髄, 末梢神経, 痛み, 感覚
- 交連性抑制 (こうれんせいよくせい) Commissural Inhibition
- 一方の前庭神経核からの興奮が、反対側(対側)の前庭神経核にある抑制性介在ニューロンを駆動させる機構。左の半規管が興奮した際、右核から「目を左へ動かそうとする信号」が出ないように直接ブロックをかける。この多重の制御により、激しい運動下でも視界がぶれない強固な安定性が担保される。[第33回講義ノート:前庭神経系の臨床生理学:水平半規管における相反抑制と三重の制御機構](/article/vestibular-system-horizontal-canal-reciprocal-inhibition)で詳しく解説されている。 [運動系] 運動, 聴覚・前庭
- 孤束核 (こそくかく)
- 延髄に位置する副交感神経の中枢核。視覚刺激(嫌悪感のある映像)から上丘を経て入力を受け、吐き気や嘔吐反射を引き起こす。孤束核での処理に留まれば「吐き気」で終わるが、疑核へ出力されると「嘔吐」となる。 [神経系] 脳, 運動, 自律神経, 眼・視覚, 臨床検査
- 孤束核 (こそくかく) Nucleus Tractus Solitarius
- 脳幹下部に位置し、迷走神経からの胸腹部臓器、咽頭・喉頭の感覚(内側部)と味覚(外側部)の入力を受ける感覚中枢。疑核と連携して、嚥下や嘔吐などの反射を制御する。第34回講義ノート「垂直系前庭神経路の臨床解剖」で詳しく解説。 [自律神経系] 内臓, 脳, 末梢神経, 感覚, 運動, 自律神経, 聴覚・前庭, 嚥下・発声, 臨床検査
- 骨伝導 (こつでんどう)
- 音波が頭蓋骨を直接振動させて内耳(蝸牛)に伝わる経路。ウェーバー検査では側頭骨を介して蝸牛を直接発火させる。気導伝導をバイパスするため、伝音性難聴の鑑別に有用。 【図解】第31回講義ノート 図1:ウェーバー・リンネ検査の実施方法 [神経系] 聴覚・前庭, 臨床検査
- 骨迷路 (こつめいろ)
- 側頭骨内に形成された骨性の空間で、蝸牛と半規管を包含する。内部のリンパ液を共有するため、一方の異常が他方に影響を及ぼす。 [神経解剖学] 聴覚・前庭
- 鼓膜張筋 (こまくちょうきん)
- 三叉神経(CN V)が支配する筋肉で、槌骨に付着して鼓膜を緊張させる。過大な音の振動を減弱させ、聴覚を保護する。 【図解】第30回講義ノート 図2:三叉・顔面神経による聴覚調整機構 [神経解剖学] 筋肉, 末梢神経, 聴覚・前庭
- 鼓膜張筋 (こまくちょうきん)
- 鼓膜の緊張を調整する筋肉。三叉神経下顎神経(V3)により支配され、大きな音から内耳を保護する役割を持つ。 【図解】第30回講義ノート 図2:三叉・顔面神経による聴覚調整機構 [解剖学] 筋肉, 末梢神経, 聴覚・前庭
- 固有感覚 (こゆうかんかく) Proprioception
- 身体の位置、運動、力の感覚。筋紡錘、腱紡錘(ゴルジ腱器官)、関節受容器などの固有感覚受容器から得られる情報が、中枢神経系で統合されることで、適切な姿勢制御や運動制御が可能となる。頸椎周辺の筋肉には全身の固有感覚受容器の約80〜90%が集中しており、首の筋肉が過緊張を起こせば、全身のセンサーが狂い始める。 [生理学] 筋肉, 関節, 脊髄, 感覚, 運動
- ゴルジ腱器官 (ごるじけんきかん)
- 腱に存在するⅠb線維の感覚受容器。筋肉の張力(収縮力)を感知する。アジャストメント(スラスト)では関節を極限まで絞り込んだ瞬間に高速低振幅の刺激を加えることでⅠb線維を爆発的に発火させ、抑制性インターニューロンを介してアルファモーターニューロンをシャットダウン(筋弛緩)させる。 [神経系] 筋肉, 関節, 感覚, 治療・リハビリ
- コルチ器 (こるちき)
- 蝸牛内に位置する感覚器官で、有毛細胞が音の振動を電気信号に変換する。聴覚伝達路の第1次ニューロンの起点となる。 【図解】第30回講義ノート 図1:聴覚伝達路の多段階構造(第7次ニューロンまで) [神経解剖学] 感覚, 聴覚・前庭
- 最大作用 (さいだいさよう) Maximum Action
- 外眼筋がその一次作用を最も純粋に発揮できる状態。視軸と筋の走行軸が重なった時に生じる。上下直筋は23度外方視で、上下斜筋は50度内方視で最大作用を発揮し、それぞれ純粋な上転・下転運動が可能となる。 【図解】第26回講義ノート 図1:外眼筋の最大作用角度:23度と50度の戦略 【図解】第26回講義ノート 図2:眼球の回転軸とATP枯渇のメカニズム [神経系] 筋肉, 痛み, 運動, 眼・視覚, 臨床検査
- 再分極 (さいぶんきょく)
- 脱分極した細胞膜の電位が静止電位に戻る過程。電位依存性カリウムチャネルやカルシウム感受性カリウムチャネルが開き、カリウムイオンが細胞外に排出されることで実現する。カルシウムポンプによるCa2+の汲み出しも重要である。【関連記事】第31回講義ノート:前庭神経系の臨床生理学(図2:イオンチャネルによる電位変換)では、再分極の4段階のメカニズムを詳細に解説している。 【図解】第32回講義ノート 図2:イオンチャネルによる電位変換メカニズム [生理学] 聴覚・前庭
- サイレンシング (さいれんしんぐ)
- 筋肉を縮めた状態で維持することで1Aセンサーを「たるませ」、発火を止めてリセットを図る技術。ポジショナル・リリースなどで用いられる。 筋肉
- サイレント侵害受容器 (さいれんとしんがいじゅようき) Silent nociceptor
- 通常の状態では全く反応しない「沈黙した」侵害受容器。主に内臓・関節・皮膚に存在する。炎症や組織損傷が起きると覚醒し、一度活性化すると極めて過敏になる。普段の消化活動やわずかな膨らみさえも激痛として脳に送り続ける慢性痛の主因となる。 [感覚系] 関節, 内臓, 痛み, 感覚
- サッケード (さっけーど) Saccade
- 視野の外に逃げた物体から次の指標へと瞬時に視線を移す急速な眼球運動。ブロードマンエリア8番から傍正中橋網様体(PPRF)を通り、外転神経核へ至る経路で制御される。脳幹レベルの高速スイッチング機能を反映する。 【図解】第27回講義ノート 図1:視運動性眼振(OKN)の神経経路と二相性メカニズム [眼球運動] 脳, 末梢神経, 運動, 眼・視覚, 聴覚・前庭
- サッケード (サッケード) Saccade
- 跳躍運動。視線を素早く移動させる眼球運動。パースート(追従運動)と対比される。臨床では、サッケードの検査を通じて動きの左右差だけでなく、繰り返しの負荷による「スタミナ(機能維持能力)」を評価する。 【図解】第27回講義ノート 図1:視運動性眼振(OKN)の神経経路と二相性メカニズム [神経系] 運動, 眼・視覚, 聴覚・前庭, 臨床検査
- サテライト前庭神経核 (さてらいとぜんていしんけいかく) Satellite Vestibular Nucleus
- 前半規管からの信号を受ける特異的な中継部位で、Yグループとも呼ばれる。反対側の下斜筋と同側の上直筋を収縮させる興奮性経路の起点となる。第34回講義ノート「垂直系前庭神経路の臨床解剖」で詳しく解説。 [感覚系] 筋肉, 感覚, 聴覚・前庭
- substance P (さぶすたんすぴー)
- 機械的侵害刺激(圧迫・刺傷など)を受けた際に一次侵害受容ニューロン(Aδ線維・C線維)から放出される主要な痛覚伝達ペプチド。過剰分泌により神経原性炎症(血管拡張・血管透過性亢進)を惹起し、延髄の化学受容器引き金帯(CTZ)を刺激して嘔吐を誘発することもある。DLPTルートから下行するノルアドレナリンがα₂受容体に結合することで放出が強力に抑制される。 [神経系] 脳, 末梢神経, 痛み, 感覚, 血管・循環, 内分泌, 臨床検査
- 酸化的リン酸化 (さんかてきリンさんか) Oxidative Phosphorylation
- ミトコンドリア内でATPを産生する主要な代謝経路。酸素を消費してエネルギーを生成する。脳は全身で最も酸素を消費する部位であり、その延長である眼球運動系はエネルギー不足の兆候が最も早く現れる「炭鉱のカナリア」と言える。 [生理学] 痛み, 運動, 眼・視覚
- 三叉神経 (さんさしんけい)
- 第V脳神経。顔面の感覚と咀嚼筋の運動を支配する。口蓋帆張筋を支配しているため、三叉神経の機能低下は耳管の開閉障害を引き起こし、耳鳴り感の原因となる。 [神経系] 筋肉, 末梢神経, 感覚, 運動, 聴覚・前庭, 嚥下・発声
- 三叉神経脊髄路核 (さんさしんけいせきずいろかく)
- 三叉神経の感覚情報を処理する延髄レベルの核。V1・V2・V3の線維が腹側から背側へコラム状に配置され、顔面の感覚局在を形成する。 【図解】第1回講義ノート 図1:三叉神経脊髄路核のコラム構造とオニオンスキン配置 【図解】第29回講義ノート 図1:三叉神経脊髄路のコラム構造とオニオンスキン配置 [神経解剖学] 脳, 脊髄, 末梢神経, 感覚
- 散瞳 (さんどう)
- 瞳孔が拡大した状態。動眼神経の副交感神経成分が障害されると、瞳孔括約筋が機能せず散瞳が持続する。 [神経学] 筋肉, 末梢神経, 自律神経, 眼・視覚
- CRPS (しーあーるぴーえす) Complex Regional Pain Syndrome
- 複合性局所疼痛症候群(ふくごうせいきょくしょとうつうしょうこうぐん)の略称。軽微な外傷や神経損傷の後に、損傷部位を大きく超えた範囲に持続的な激しい痛み・浮腫・皮膚変化・自律神経症状が生じる難治性疾患。タイプ1(神経損傷なし、旧:反射性交感神経性ジストロフィー)とタイプ2(神経損傷あり、旧:カウザルギー)に分類される。IMLを含む中枢神経系の制御システムの破綻が主因とされる。 [病態生理学] 脊髄, 痛み, 運動, 自律神経, 臨床検査
- CM核 (シーエムかく) Centre Médian Nucleus
- 視床の中心正中核。上行性網様体賦活系(ARAS)の中継核として、脳幹からの覚醒信号を大脳皮質へ投射する。意識の覚醒レベルの底上げに関与。 [神経系] 脳
- C線維 (しーせんい)
- 無髄の細い神経線維。鈍い痛みや温度感覚、かゆみを伝達し、伝導速度は遅い(0.5-2m/s)。 [末梢神経] 末梢神経, 痛み, 感覚