用語集
全11件の神経科学用語を収録しています。
- 外転神経 (がいてんしんけい) Abducens Nerve (CN VI)
- 第六脳神経。橋から出て、外直筋のみを支配する。外転神経麻痺では眼球が内方を向き、外転(外側を向く動き)が困難になる。 [脳神経] 筋肉, 脳, 末梢神経, 眼・視覚
- 外転神経 (がいてんしんけい)
- 第VI脳神経。外側直筋を支配し、眼球の外転(外側への動き)を制御する。 [脳神経] 筋肉, 末梢神経, 眼・視覚
- 外転神経核 (がいてんしんけいかく) Abducens Nucleus
- 第VI脳神経核で、外直筋を支配し、眼球を外側に動かす運動を制御する。前庭神経核から興奮性投射と抑制性投射の両方を受け取り、前庭動眼反射(VOR)における眼球運動の精密な制御に関与する。[第33回講義ノート:前庭神経系の臨床生理学:水平半規管における相反抑制と三重の制御機構](/article/vestibular-system-horizontal-canal-reciprocal-inhibition)で詳しく解説されている。 [脳神経] 筋肉, 末梢神経, 運動, 眼・視覚, 聴覚・前庭, 臨床検査
- 滑車神経 (かっしゃしんけい)
- 第IV脳神経。上斜筋を支配し、眼球の内下方への回旋運動に関与する。最も細い脳神経。 [脳神経] 筋肉, 関節, 末梢神経, 運動, 眼・視覚
- 滑車神経 (かっしゃしんけい) Trochlear Nerve (CN IV)
- 第四脳神経。中脳から出て、上斜筋のみを支配する。滑車神経麻痺では眼球が内上方を向き、下方視と内転が困難になる(階段を降りるときに複視を自覚)。 [脳神経] 筋肉, 脳, 末梢神経, 眼・視覚
- 眼神経 (がんしんけい) Ophthalmic Nerve
- 三叉神経(CN V)の第一枝。角膜、結膜、鼻腔粘膜の感覚を支配する。涙腺神経、長毛様体神経、前篩骨神経などに分岐し、ドライアイや頭痛の発生メカニズムに深く関与する。 【図解】第25回講義ノート 図1: 【図解】第27回講義ノート 図2:三叉神経(CN V)の眼神経枝と涙分泌反射のメカニズム [脳神経] 末梢神経, 感覚, 運動, 眼・視覚, 臨床検査
- 顔面神経 (がんめんしんけい)
- 第VII脳神経。顔面の表情筋を支配し、味覚や涙腺・唾液腺の分泌にも関与する。 【図解】第1回講義ノート 図2:耳管開放と口蓋帆張筋の神経経路 【図解】第10回講義ノート 図2:中枢性と末梢性の顔面麻痺の違い 【図解】第30回講義ノート 図2:三叉・顔面神経による聴覚調整機構 [脳神経] 筋肉, 末梢神経, 聴覚・前庭, 嚥下・発声
- 嗅神経 (きゅうしんけい) Olfactory Nerve (CN I)
- 第一脳神経。鼻腔の嗅上皮から嗅球へと伸びる感覚神経で、匂いの情報を脳に伝える。嗅覚情報は視床を経由せずに(または経由して)扁桃体や眼窩前頭皮質へと直接投射されるため、感情や痛みの認知と密接に関連する。アロマセラピーが慢性痛に有効な解剖学的根拠となる。 【図解】第24回講義ノート 図2:嗅覚経路と辺縁系:感情と痛みの交差点 [脳神経] 脳, 末梢神経, 痛み, 感覚, 眼・視覚, 情動・心理, 臨床検査
- 舌下神経 (ぜっかしんけい) Hypoglossal Nerve (CN XII)
- 第十二脳神経。延髄から出て、舌の運動を司る。舌下神経麻痺では舌が麻痺側に偏位し、呂律が回らなくなる。動眼神経・滑車神経・外転神経と発生学的な相同性を持つため、眼球運動と舌の動きを連動させるリハビリテーションが有効である。 [脳神経] 脳, 末梢神経, 運動, 眼・視覚, 嚥下・発声, 治療・リハビリ
- 動眼神経 (どうがんしんけい) Oculomotor Nerve (CN III)
- 第三脳神経。中脳から出て、上直筋・下直筋・内直筋・下斜筋、および上眼瞼挙筋を支配する。副交感神経線維も含み、瞳孔括約筋と毛様体筋を制御する。動眼神経麻痺では眼球が外下方を向き(外転・下転)、眼瞼下垂と散瞳を伴う。 【図解】第25回講義ノート 図1: [脳神経] 筋肉, 脳, 末梢神経, 運動, 自律神経, 眼・視覚
- 動眼神経 (どうがんしんけい)
- 第III脳神経。眼球運動の大部分を担う外眼筋と、瞳孔収縮・水晶体調節に関わる内眼筋を支配する。 【図解】第25回講義ノート 図1: [脳神経] 筋肉, 末梢神経, 運動, 自律神経, 眼・視覚