用語集
全576件の神経科学用語を収録しています。
- Aδ線維 (エーデルタせんい)
- 有髄神経線維の一種で、伝導速度は5-30 m/s。鋭い痛み(一次痛)を伝達する。 [感覚系] 末梢神経, 痛み, 感覚
- Aδ線維 (えーでるたせんい)
- 有髄の細い神経線維。鋭い痛みや温度感覚を伝達し、伝導速度は比較的速い(5-30m/s)。 [末梢神経] 末梢神経, 痛み, 感覚
- Aβ線維 (えーべーたせんい)
- 触覚や振動覚を伝える太い有髄神経線維。深部固有感覚を担い、姿勢の把握に重要な役割を果たす。 [解剖学] 末梢神経, 感覚, 運動
- ARAS (エーラス) Ascending Reticular Activating System
- 上行性網様体賦活系の略称。脳幹から視床を通り大脳皮質へ至る覚醒信号の経路。 [神経系] 脳, 臨床検査
- HPA軸 (えいちぴーえーじく) Hypothalamic-Pituitary-Adrenal axis
- 視床下部-下垂体-副腎系。ストレス応答や内分泌調節に関与する神経内分泌系の主要経路。女性ホルモンの急激な変動が視床下部にストレス信号を送り、隣接する自律神経中枢にも影響を与える。 [神経系] 内臓, 脳, 自律神経, 内分泌, 情動・心理
- エストロゲン (えすとろげん) Estrogen
- 卵胞ホルモン。女性の生理周期や更年期において急激に変動し、視床下部への強力なストレス信号となる。隣接する自律神経中枢にも影響を与え、自律神経失調症状を引き起こす。 [内分泌] 脳, 運動, 自律神経, 内分泌, 情動・心理
- エディンガー・ウエストファール核 (えでぃんがー・うえすとふぁーるかく)
- 中脳に位置し、瞳孔の対光反射(縮瞳)を制御する副交感神経核。動眼神経(第III脳神経)の一部として機能し、光刺激に対する瞳孔の収縮反応を司る。 筋肉, 脳, 末梢神経, 運動, 自律神経, 眼・視覚, 臨床検査
- エディンガー・ウェストファル核 (えでぃんがー・うぇすとふぁるかく)
- 中脳にある動眼神経の副交感神経核。瞳孔括約筋と毛様体筋を支配し、対光反射と調節反射を制御する。 [神経解剖学] 筋肉, 脳, 末梢神経, 運動, 自律神経, 眼・視覚, 臨床検査
- MIAS (エムアイエーエス) Mechanically Insensitive Afferent Nociceptor
- 機械刺激低感受性求心性線維(Mechanically Insensitive Afferent)の略称。関節包や骨膜に分布する侵害受容器の一種で、正常な関節運動の範囲内では非常に高い閾値を持ち一切発火しない。しかし、関節のねじれ逸脱や持続的な虚血により閾値が劇的に低下(感作)し、わずかな刺激でも激痛信号を発するようになる。サイレント受容器とも呼ばれる。 [神経生理学] 関節, 痛み, 感覚, 運動, 血管・循環
- 遠近調節 (えんきんちょうせつ) Accommodation
- 視覚における焦点距離の調整機能。遠方視では交感神経支配により瞳孔が散大し水晶体が薄くなり、近位視では副交感神経支配により瞳孔が縮瞳し水晶体が厚くなる。意図的に自律神経を操作できる稀有な窓口である。 [感覚系] 感覚, 自律神経, 眼・視覚
- 嚥下反射 (えんげはんしゃ)
- 唾を飲み込む反射。嚥下の都度、口蓋帆張筋が収縮して耳管が数秒間開放され、内外の気圧が調整される。口呼吸の患者では嚥下反射が不全になりやすく、慢性的な耳の詰まりを招く。 [神経系] 筋肉, 運動, 聴覚・前庭, 嚥下・発声, 臨床検査
- 嚥下反射 (えんげはんしゃ)
- 食物や液体を口腔から咽頭、食道を経て胃に送り込む反射。舌、軟口蓋、咽頭、喉頭、食道の協調的な運動により成立する。嚥下時には口蓋帆張筋が収縮して耳管を開放し、中耳腔の圧力を調整する。嚥下障害(嚥下困難・誤嚥)がある患者では、耳管機能不全を併発することがある。 [生理学] 筋肉, 内臓, 運動, 聴覚・前庭, 嚥下・発声, 臨床検査
- 炎症性メディエーター (えんしょうせいめでぃえーたー)
- 炎症反応を媒介する生理活性物質の総称。ヒスタミン・ブラジキニン・プロスタグランジンなどが含まれ、侵害受容器の閾値を下げて痛みを増強する。 [生理学] 痛み, 感覚
- 延髄外側症候群 (えんずいがいそくしょうこうぐん)
- ワレンベルグ症候群の別名。後下小脳動脈(PICA)または椎骨動脈の閉塞により延髄外側が梗塞する病態。同側の顔面感覚障害、対側の体幹・四肢の感覚障害、同側のホルネル症候群、小脳失調、嚥下障害などが生じる。三叉神経脊髄路核の障害により、オニオンスキン配置に基づく顔面の部分的な感覚障害が特徴的である。 【図解】第1回講義ノート 図1:三叉神経脊髄路核のコラム構造とオニオンスキン配置 [臨床神経学] 脳, 脊髄, 末梢神経, 感覚, 運動, 自律神経, 血管・循環, 嚥下・発声
- 延髄傍巨大細胞網様核 (えんずいぼうきょだいさいぼうもうようかく)
- PAG(中脳水道周囲灰白質)からの鎮痛指令を脊髄後角へ伝達する下降性疼痛抑制系の中継核。μオピオイド受容体が集中し、強力な下降性抑制を実行する。 [神経解剖学] 脳, 脊髄, 痛み
- 延髄網様体脊髄路 (えんずいもうようたいせきずいろ)
- 延髄(脳幹の一部)の網様体から脊髄へ下る神経経路。両側性に下行し、屈筋を強化し伸筋を抑制する働きを持つ。橋網様体脊髄路と拮抗することで適切な筋トーンを維持する。 【図解】第18回講義ノート 図2:橋網様体と延髄網様体の相反する作用 筋肉, 脳, 脊髄, 運動
- OPKテープ (おーぴーけーてーぷ) Optokinetic Tape
- 視運動性眼振を意図的に誘発させるための臨床検査ツール。縞模様のテープを流して眼球運動を観察する。パースートが維持できずにサッケードによる補正(カクカクとした動き)が早期に出現する場合、小脳のスタミナ不足や脳幹の疲弊を示唆する。 【図解】第27回講義ノート 図1:視運動性眼振(OKN)の神経経路と二相性メカニズム [臨床神経学] 脳, 運動, 眼・視覚, 聴覚・前庭, 臨床検査
- 横隔神経 (おうかくしんけい) Phrenic Nerve
- C3からC5の神経根から出て、横隔膜の運動を支配する神経。呼吸運動の主役である横隔膜を支配し、横隔膜が十分に可動できず、慢性的な酸欠状態に陥ると、神経のエネルギー(ATP)産生に影響を与え、神経は自己修復すらままならず、痛みは長引く一方となる。 [解剖学] 筋肉, 痛み, 運動
- 嘔気 (おうき) Nausea
- 「吐きそう」という感覚で、咽頭レベルの疑核の反応に留まる状態。嘔吐とは異なり、横隔膜や肋間筋までを動員しない。第34回講義ノート「垂直系前庭神経路の臨床解剖」で詳しく解説。 [自律神経系] 筋肉, 感覚, 自律神経, 聴覚・前庭, 嚥下・発声
- 嘔吐 (おうと) Vomiting
- 実際に吐く行為で、横隔膜や肋間筋までを動員する広範な反射。嘔気とは異なり、脳幹の統合レベルが高い状態を示す。第34回講義ノート「垂直系前庭神経路の臨床解剖」で詳しく解説。 [自律神経系] 筋肉, 脳, 運動, 自律神経, 聴覚・前庭, 臨床検査
- オトガイ舌筋 (おとがいぜっきん) Genioglossus
- 舌を前方に突き出す運動を担う筋肉で、脳神経12番(舌下神経)に支配される。患者に舌を出してもらった際、どちらかに偏位していれば、それは対側の脳皮質の機能低下を疑うサインとなる。舌は脳の状態を映し出す「鏡」として、神経学的診察において極めて有用な指標である。 [解剖学] 筋肉, 末梢神経, 運動, 嚥下・発声
- オニオンスキン配置 (おにおんすきんはいち)
- 三叉神経脊髄路核における顔面感覚の玉ねぎ状配置。中心(口周囲)が吻側レベル、外側(側頭部・耳周囲)が尾側レベルに対応する。 【図解】第1回講義ノート 図1:三叉神経脊髄路核のコラム構造とオニオンスキン配置 【図解】第29回講義ノート 図1:三叉神経脊髄路のコラム構造とオニオンスキン配置 [神経解剖学] 脊髄, 末梢神経, 感覚
- オニオンスキン配置 (おにおんすきんはいち)
- 三叉神経脊髄路核における顔面の感覚局在の配置様式。顔面の感覚情報が「玉ねぎの層状構造」のように同心円状に配置され、顔面中心部(口周囲)が脊髄路核の尾側(上位頸髄レベル)に、顔面外側部(耳周囲・側頭部)が脊髄路核の吻側(延髄レベル)に対応する。この配置により、脳幹病変の局在診断が可能となる。 【図解】第1回講義ノート 図1:三叉神経脊髄路核のコラム構造とオニオンスキン配置 【図解】第29回講義ノート 図1:三叉神経脊髄路のコラム構造とオニオンスキン配置 [神経解剖学] 脳, 脊髄, 末梢神経, 感覚, 臨床検査
- 外眼筋 (がいがんきん) Extraocular Muscles
- 眼球を動かす6つの筋肉の総称。上直筋・下直筋・内直筋・外直筋・上斜筋・下斜筋から成る。各筋肉には一次作用・二次作用・三次作用があり、単独作用時の眼球運動方向は複雑である(例:上直筋は単独では上内方を向く)。眼球運動の異常を診ることで、中枢神経の血流や酸化的リン酸化の状態を読み解くことができる。 【図解】第24回講義ノート 図1:外眼筋の単独作用と眼位 【図解】第26回講義ノート 図1:外眼筋の最大作用角度:23度と50度の戦略 【図解】第26回講義ノート 図2:眼球の回転軸とATP枯渇のメカニズム [筋肉] 筋肉, 痛み, 運動, 血管・循環, 眼・視覚
- 外側系(視床) (がいそくけい) Lateral thalamic system
- 痛みの視床経路の一つ。脊髄から視床の外側核群(腹側後外側核など)を経由して第一次感覚野(頭頂葉)に至る経路。「右指の先がチクッとする」という具体的な痛みの場所・強さ・性質を識別する「情報処理系」を担う。内側系(情動系)と対をなす。 [解剖学] 脳, 脊髄, 痛み, 感覚, 情動・心理
- 外側系 (がいそくけい)
- 痛みの伝達経路の一つ。脊髄から視床外側核を経て第一次感覚野に至り、痛みの場所・強さ・性質を識別する機能を担う。 [生理学] 脳, 脊髄, 痛み, 感覚
- 外側前頭皮質 (がいそくぜんとうひしつ)
- BA9,10,11,46,47。行動の段取り・実行機能・空間認知を司る前頭皮質外側部。障害されると自発性低下・空間認知エラーが生じる。 [神経解剖学]
- 外直筋 (がいちょくきん) Lateral Rectus Muscle
- 眼球を外側に動かす外眼筋の一つ。外転神経(CN VI)によって支配され、前庭動眼反射(VOR)における眼球運動の制御に関与する。相反神経支配により、一方の外直筋が収縮する際に、反対側の外直筋が弛緩する。[第33回講義ノート:前庭神経系の臨床生理学:水平半規管における相反抑制と三重の制御機構](/article/vestibular-system-horizontal-canal-reciprocal-inhibition)で詳しく解説されている。 [運動系] 筋肉, 末梢神経, 運動, 眼・視覚, 聴覚・前庭, 臨床検査
- 外転 (がいてん) Abduction
- 眼球が耳側(外側)に向かう運動。外直筋が主に担当するが、上下斜筋の停止部が眼球の後・外方にあるため、これらの筋肉も外転の力を加える。眼球運動は複数の筋肉による共同運動である。 【図解】第26回講義ノート 図2:眼球の回転軸とATP枯渇のメカニズム [解剖学] 筋肉, 末梢神経, 痛み, 運動, 眼・視覚, 臨床検査
- 外転神経 (がいてんしんけい) Abducens Nerve (CN VI)
- 第六脳神経。橋から出て、外直筋のみを支配する。外転神経麻痺では眼球が内方を向き、外転(外側を向く動き)が困難になる。 [脳神経] 筋肉, 脳, 末梢神経, 眼・視覚
- 外転神経 (がいてんしんけい)
- 第VI脳神経。外側直筋を支配し、眼球の外転(外側への動き)を制御する。 [脳神経] 筋肉, 末梢神経, 眼・視覚
- 外転神経核 (がいてんしんけいかく) Abducens Nucleus
- 第VI脳神経核で、外直筋を支配し、眼球を外側に動かす運動を制御する。前庭神経核から興奮性投射と抑制性投射の両方を受け取り、前庭動眼反射(VOR)における眼球運動の精密な制御に関与する。[第33回講義ノート:前庭神経系の臨床生理学:水平半規管における相反抑制と三重の制御機構](/article/vestibular-system-horizontal-canal-reciprocal-inhibition)で詳しく解説されている。 [脳神経] 筋肉, 末梢神経, 運動, 眼・視覚, 聴覚・前庭, 臨床検査
- 海馬 (かいば) Hippocampus
- 側頭葉内側に位置し、エピソード記憶の形成と空間認知を担う。パペッツの情動回路の起点となり、記憶と情動を統合する。 [神経系] 脳, 情動・心理
- 下丘 (かきゅう)
- 中脳に位置する聴覚伝達路の重要な中継核で、左右の聴覚情報の統合と反射的な音源定位を担う。第5次ニューロンの段階。 [神経解剖学] 脳, 運動, 聴覚・前庭, 臨床検査
- 蝸牛 (かぎゅう)
- 内耳に位置する渦巻き状の器官で、音の振動を電気信号に変換する聴覚の中枢。コルチ器を内部に含み、周波数ごとに異なる部位が反応する。 [神経解剖学] 聴覚・前庭
- 顎関節 (がくかんせつ)
- 下顎骨と側頭骨をつなぐ関節。顎の歪みや噛み締めにより顎関節の機能が障害されると、三叉神経の機能低下を引き起こし、口蓋帆張筋の働きが悪くなって耳管の開閉障害が生じる。 [解剖学] 筋肉, 関節, 末梢神経, 聴覚・前庭, 嚥下・発声
- 獲得形質 (かくとくけいしつ)
- 過去の不快な経験が「美味しいものを見ても口が乾く」といった負の反射として定着した状態。適切な感覚刺激で上書きし、神経系の働きを再構築することが臨床家の役割である。 [臨床神経学] 感覚, 運動, 情動・心理, 臨床検査
- 角膜反射 (かくまくはんしゃ)
- 角膜に触れると瞬きが起こる反射。三叉神経(求心路)と顔面神経(遠心路)によって媒介される。臨床では、この反射を応用したソフトな刺激により、三叉神経や顔面神経の機能を正常化させるアプローチが用いられる。 [生理学] 末梢神経, 運動, 臨床検査
- 下降性調整 (かこうせいちょうせい) Descending Modulation
- 脳から脊髄や末梢への下行性の神経制御。運動や感覚の調整に重要な役割を果たす。脳皮質の機能が低下すれば、下降性の調整能力が落ち、結果として末梢の筋肉は異常な緊張(トーン)を強いられる。舌の偏位は対側の脳皮質の機能低下を示唆し、「肩がこる」「手がしびれる」と訴える患者の背景に、脳の活性不足が隠れていないかを評価する重要な指標となる。 [臨床神経学] 筋肉, 脊髄, 感覚, 運動, 嚥下・発声
- 下降性調整経路 (かこうせいちょうせいけいろ)
- 脳幹の網様体から脊髄へ下る神経経路。感覚系(脊髄後角)と運動系(脊髄前角)の両方を調整し、痛みのボリューム調整や筋紡錘の感度調整を行う。大脳皮質からの興奮性投射を受けて機能する。 【図解】第17回講義ノート 図1:T6を境界とした屈筋抑制のメカニズム 【図解】第17回講義ノート 図2:前角細胞への二重抑制メカニズム 【図解】第21回講義ノート 図1:下降性調整経路の全体像 【図解】第21回講義ノート 図2:1Aと1Bの使い分け 筋肉, 脳, 脊髄, 痛み, 感覚, 運動
- 下降性疼痛調整系 (かこうせいとうつうちょうせいけい) Descending pain modulation system
- 脳から脊髄へ向かう下行性の痛み抑制・促進システム。中脳水道周囲灰白質(PAG)→延髄吻側腹内側部(RVM)→脊髄後角という経路で、脊髄レベルでの痛み信号の伝達を調整する「脳内の天然の痛み止め」。関節の位置覚・視覚・聴覚・皮膚感覚などの正しい求心性入力によって再起動される。入力不足(求心路遮断)が続くと機能不全に陥り慢性痛の原因となる。 [生理学] 関節, 脳, 脊髄, 痛み, 感覚, 眼・視覚, 聴覚・前庭
- 下降性疼痛抑制系 (かこうせいとうつうよくせいけい) Descending Pain Inhibition System
- 辺縁系から中脳水道周辺灰白質(PAG)、延髄を経て脊髄後角へと下る神経経路。痛みのゲートコントロールメカニズムにより、慢性痛や異常感覚を抑制する。 [神経系] 脳, 脊髄, 痛み, 感覚, 情動・心理
- 下降性抑制 (かこうせいよくせい) Descending inhibition
- 大脳皮質や脳幹から脊髄へ向かう抑制性の神経経路。IML(中間外側核)への下降性抑制が減弱すると、交感神経が過剰に活動し、自律神経失調状態を招く。 [神経系] 脳, 脊髄, 痛み, 運動, 自律神経
- 下降性抑制系 (かこうせいよくせいけい)
- 中脳や網様体から脊髄へと降りてくる抑制命令。セロトニン・ノルアドレナリンを放出して痛み信号を抑制する中枢性の疼痛抑制機構。 [感覚系] 脳, 脊髄, 痛み, 感覚, 内分泌
- 下斜筋 (かしゃきん) Inferior Oblique Muscle
- 外眼筋の一つで、眼球を外上方へ回転させる作用を持つ。前半規管からの信号により、反対側のサテライト前庭神経核を介して収縮する。第34回講義ノート「垂直系前庭神経路の臨床解剖」で詳しく解説。 [運動系] 筋肉, 運動, 眼・視覚, 聴覚・前庭
- 下小脳脚 (かしょうのうきゃく)
- 延髄から小脳への入力を担う線維束。 【図解】第22回講義ノート 図2:中小脳脚の入出力関係 脳, 運動
- 加水分解 (かすいぶんかい) Hydrolysis
- 水分子を用いて化学結合を切断する反応。ATPの加水分解によりエネルギーが放出され、筋肉の弛緩や様々な生体反応に利用される。 [生化学] 筋肉, 痛み
- 可塑的変化 (かそてきへんか) Neuroplastic change
- 神経系が経験や入力に応じて構造・機能を変化させる性質。慢性痛では、痛みが6ヶ月を超えると脳の可塑的変化が定着し、MRIなどの画像診断で組織異常がなくても痛みが持続する状態となる。 [生理学] 痛み, 臨床検査
- 下直筋 (かちょくきん) Inferior Rectus Muscle
- 外眼筋の一つで、眼球を下方へ回転させる作用を持つ。後半規管からの信号により、同側の前庭神経核を介して収縮する。第34回講義ノート「垂直系前庭神経路の臨床解剖」で詳しく解説。 [運動系] 筋肉, 運動, 眼・視覚, 聴覚・前庭, 臨床検査
- 滑車神経 (かっしゃしんけい) Trochlear Nerve (CN IV)
- 第四脳神経。中脳から出て、上斜筋のみを支配する。滑車神経麻痺では眼球が内上方を向き、下方視と内転が困難になる(階段を降りるときに複視を自覚)。 [脳神経] 筋肉, 脳, 末梢神経, 眼・視覚