用語集
全12件の神経科学用語を収録しています。
- ドパミン
- 中脳の黒質から産生される神経伝達物質で、運動制御、報酬系、情動に関与する。パーキンソン病ではドパミン不足が症状を引き起こす。 [生化学] 脳, 運動, 情動・心理
- アクチン (あくちん) Actin
- 筋肉の収縮に関与する細いフィラメント状のタンパク質。ミオシンと結合して筋収縮を引き起こし、ATPのエネルギーを使って解離することで筋弛緩が起こる。 [生化学] 筋肉, 痛み, 臨床検査
- アラキドン酸カスケード (あらきどんさんかすけーど) Arachidonic acid cascade
- オメガ6系脂肪酸であるアラキドン酸が過剰になると引き起こされる連続的な炎症反応。ホスホリパーゼA2によりアラキドン酸が遊離し、プロスタグランジン・ロイコトリエンなどの炎症性メディエーターが産生され、痛み・腫れ・発赤を誘発する。オメガ3系(DHA・EPA)との摂取バランスが重要。 [生化学] 痛み
- ATP (えーてぃーぴー) Adenosine triphosphate
- アデノシン三リン酸。細胞のエネルギー通貨として機能する分子。筋肉の弛緩にはATPが必要であり、交感神経過緊張により血流が低下するとATP産生が阻害され、筋肉が硬化する。 [生化学] 筋肉, 痛み, 自律神経, 血管・循環
- 加水分解 (かすいぶんかい) Hydrolysis
- 水分子を用いて化学結合を切断する反応。ATPの加水分解によりエネルギーが放出され、筋肉の弛緩や様々な生体反応に利用される。 [生化学] 筋肉, 痛み
- 顆粒球 (かりゅうきゅう) Granulocyte
- 白血球の一種で、交感神経の支配下にある。気圧の変化により顆粒球とリンパ球のバランスが揺さぶられ、低気圧時にはリンパ球が反応して炎症物質や不快感を増幅させる。 [生化学] 自律神経, 情動・心理
- セロトニントランスポーター (せろとにんとらんすぽーたー) Serotonin Transporter (SERT)
- 放出されたセロトニンを神経終末へ回収・再利用するための膜タンパク質。前帯状回に最も密集しており、機能低下するとセロトニンが枯渇してうつ病や慢性痛の合併を招く。 [生化学] 脳, 痛み, 内分泌
- 電子伝達系 (でんしでんたつけい)
- ミトコンドリア内膜に存在するタンパク質複合体(Ⅰ〜Ⅴ)の連鎖。水素イオン(H⁺)の濃度勾配を利用してATPを合成する。酸素不足時に不完全還元が起き活性酸素が発生する。 [生化学] 痛み
- フリーラジカル (ふりーらじかる)
- 不対電子を持つ不安定な分子。ミトコンドリア電子伝達系の不完全還元によって生成され、細胞膜や神経終末を酸化・破壊して痛みの閾値を低下させる。 [生化学] 痛み, 情動・心理
- ミオシン (みおしん) Myosin
- 筋肉の収縮に関与する太いフィラメント状のタンパク質。アクチンと結合して筋収縮を引き起こし、ATPのエネルギーを使って解離することで筋弛緩が起こる。 [生化学] 筋肉, 痛み
- ミトコンドリア (みとこんどりあ)
- 細胞内のエネルギー産生器官。酸化的リン酸化によりATPを産生し、細胞機能を支える。 【図解】第28回講義ノート 図2:耳下腺アミラーゼ分泌と咀嚼反射の神経経路 [生化学] 痛み, 運動, 臨床検査
- 夜間低血糖 (やかんていけっとう) Nocturnal hypoglycemia
- 就寝前の糖質摂取により血糖値が急上昇し、その反動で睡眠中に血糖値が過度に低下する状態。脳が危機を感知してアドレナリンを放出し、交感神経を緊急発動させることで、中途覚醒や悪夢、食いしばりが発生する。 [生化学] 自律神経, 内分泌, 臨床検査