用語集

全4件の神経科学用語を収録しています。

イネートインテリジェンス (いねーといんてりじぇんす) Innate Intelligence
生体が先天的に備えている自律的な修復・調整機能の総称。カイロプラクティック哲学に由来する概念で、神経系を介した恒常性維持(ホメオスタシス)の能力を指す。手技療法においては、施術者が「治す」のではなく、このイネートインテリジェンスが最大限に発動するよう環境と機能のエラーを整えることが本質的な役割であるとされる。 [臨床医学] 治療・リハビリ
遅発性筋肉痛 (ちはつせいきんにくつう) Delayed Onset Muscle Soreness (DOMS)
運動後24〜72時間をピークに出現する筋肉の痛みや硬直感。微細な筋線維の断裂(機械的損傷)が原因であり、急性の炎症反応を伴う。通常は1週間以内に完全に消失する。この急性フェーズでの情報伝達は主にAδ線維が担う。2週間以上持続する場合は、末梢の傷ではなく中枢性感作への移行が疑われる。 [臨床医学] 筋肉, 末梢神経, 痛み, 運動
痛覚マップ (つうかくまっぷ) Pain Map / Nociceptive Mapping
前腕、上腕、顔、首などの左右対称なポイントにピンやハサミの先端で微細な圧を加え、その「左右の感じ方の差」を系統的にスコアリングして記録する臨床評価法。感作(過敏化)を起こしている髄節セグメントをピンポイントで特定し、治療効果を客観的に追跡するための羅針盤となる。痛覚の左右対称性の回復が治療成功の指標となる。 [臨床医学] 筋肉, 脊髄, 痛み, 治療・リハビリ
夜間痛 (やかんつう) Nocturnal Pain / Night Pain
夜間の安静時に増悪する痛み。寝返りを打つだけで激痛が走る、就寝中に痛みで目が覚めるなどの症状を呈する。末梢の急性損傷が治癒した後も夜間痛が持続する場合、病態は中枢性感作(辺縁系エラー)へ移行していることを示唆する。自律神経系の日内変動(夜間の副交感神経優位)による血管拡張と炎症性メディエーターの蓄積も関与する。 [臨床医学] 脳, 痛み, 自律神経, 血管・循環, 情動・心理, 臨床検査